ウェブオペレーションにインフラストラクチャーグループの取り組みを寄稿しました

こんにちは。エンジニアの濱崎/@hmskです。

5/14に発売されました「ウェブオペレーション ―サイト運用管理の実践テクニック」という訳書に日本語版限定の18章として、「日本の料理のインフラ」と題した、クックパッドの技術部インフラストラクチャーグループ(以下インフラチーム)のサービスのインフラの構築と運用に関する取り組みの話を寄稿させて頂きました。

クックパッドのインフラチームは、通年の目標として「バレンタインデー前に年間でピークとなるトラフィックの3倍に耐え得るキャパシティの構築」、「全リクエスト平均200[msec]以下」を中心に置き日々の業務に取り組んでいます。 執筆内容は、インフラ視点からのサービスの概要、選択しているソフトウェア、バレンタインデーに向けた対策、チームでの情報共有について満遍なくまとめており、インフラチームのこの1年間の主な業務のほとんどを知ることができるようになっています。

ちょうど執筆を終える頃に行われたオーマ株式会社さんとの勉強会での私の発表が執筆内容の概要と呼べる形になっておりますので、是非ご覧下さい。

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当然ではありますが、常に改善を続けているため現在のサーバ構成やチームの動き方は変わり続けており、上記までの内容はそのタイミングのスナップショットでしかありません。 例えば、文中ではHTTPアクセラレータを使っていないと述べていますが、Varnishを導入していたり、サーバリソースはデータセンターを使っていると述べていても、クラウドの利用を視野に入れて検証を進めていること、リクエストだけでなくユーザ体験のレスポンスタイムにも基準を置いていることなど様々です。

サービスのコードが追加、改善されるのと同様にクックパッドのインフラそのものも常に変化を続けています。 当たり前に供給を続けるだけインフラのように見られがちな部分ではありますが、絶えずユーザさんの視点を忘れずにクックパッドのインフラチームは低いレイヤーからのサービスの改善に取り組んでいます。

またどこかで紹介させて頂ける機会がありましたら、このスナップショットからの差分をお伝えしたいと思います。