こんにちは、はじめまして。クックパッド株式会社エンジニアのnegipoです。 業務では主に広告系のシステムを担当しています。クックパッドには新卒で入社し1年半ぐらいの業務歴ですが、エンジニア職ではCTOに次ぐ古株だったりして上から下までいろいろやってます。今後ともよろしくお願いします!
さて、今回のエントリーでは、10/26に弊社にて開催された「小さな会社の優秀な技術者の採り方 第0回」と言うイベントについてレポートしたいと思います。 このイベントかなりヤらしいタイトルですが、第0回である今回は基本的に知り合いベースで集まって、今後の方向性などを模索する感じで企画を行いました。弊社の採用担当である鷲見に'技術者の価値観をいろんな会社にいる人たちから感じ取ってもらう'ことを主眼に置いたものとなっています。大きめのメーカから従業員2人のweb企業まで、いろんな業種のエンジニア職の方が20人弱集まった会となりました。 タイムテーブルとしては
- 1) あらかじめ用意した2枚のスライドを発表してもらう
- 2) 会社のキッチンでみんなで料理!
- 3) 食べる!
- 4) まとめる
と言う感じです。エンジニアが20人集まって料理できる会社はクックパッドだけ!
あらかじめ用意してもらったスライドについて
参加者のみなさんに現在あるいは過去の所属企業について
- ・入社しようと思った理由
- ・入社してヤバいと思った理由
をそれぞれ一枚ずつスライドとして準備してもらいました。で、ここで得られる情報というのがすごく重要で、要は
- ・優秀なエンジニアを見つけてきて、採用する
- ・優秀なエンジニアを自社内に囲い込む
ためのエッセンスが様々なタイプの企業におけるノウハウとしてプレゼンに詰まっているんですね。 例示はかなりアレなのでできませんが、印象を丸めてツリーに落とすと以下の様になります。
その会社に入社しようと思った理由
- やりたいことができる
- 好き勝手やってよい文化がある
- 経験が生きる
- キャリアパス上重要なことが学べる
- 環境がいい
- 優秀な同僚
- 海外の事業所がある
- 女の子かわいい
- 会社の将来性が感じられる
- 世界で唯一のチャレンジを行っている
- 目的がはっきりしている
- 感じが良い
- 採用プロセス上 で会ったのがとても良い人
- 社長が面白い
- 縁があった
- 友達とか先輩とかが居た
- バイトしてた
その会社に入社してヤバいと思った理由
- 組織的にヤバい
- 環境が悪い
- 給料安い
- 帰れない
- 尊敬できる人が少ない
- 僕がしくったら会社ヤバいというプレッシャー
- 開発体制的にヤバい
- 人が少なすぎる
- システムが前時代的
- 特定の人がいなくなった時にシステム止まりそう
- 会社のビジョンが無い
- エンジニアが好き勝手してる感がある
ここで補足しておきたい点として、入社前に企業に対して抱いた好感には企業の規模による差が殆どなかったのに対して、入社後の悪い印象は規模の大きい企業に関しては主に組織体制、規模の小さい企業に対しては主に労働環境に対するものであったことが挙げられます。
各社の技術職の採用を担当されている方にとっては、採用広報などの業務において参考になる意見集ではないでしょうか。
僕個人としては、入社時に感じた「目的がはっきりしている」「社長が面白い」「女の子かわいい」といった点は裏切られていないため、些細な問題はあっても、依然クックパッドは魅力的な会社です。別の方の意見として出た、「キャリアパス上重要なことが学べる」や「世界で唯一のチャレンジを行っている」といった意見についても日々実感しています。Joel先生の本とか読みつつこれを参考に採用活動にコミットできればなと思っています。
てな訳で、お料理お料理
クックパッドエプロン
材料の仕分け
満面の笑み
共同作業
漬け込み中
キッチンドランカー集団
元プロが混じってます
焼けた!
ご飯ご飯
並べたところ
おいしそう
うめー!わーい!
採用担当者によるまとめ
会の終了間際に、鷲見から今回のまとめがありました。
- ・コンセプトを大事にする会社
- ・技術力を活かせる環境がある会社
- ・尊敬できる人がいる会社
- ・技術力が高い会社
- ・健康維持できる体制のある会社
これらの点をクックパッドが企業として目指すと言う宣言です。
今回のイベント開催を通して、とりあえずはエンジニア採用に悩んでいる鷲見さんを助けられて大変良かったです。エンジニアって宇宙人みたいなものですから。
今後の「小さな会社の優秀な技術者の採り方」イベントの開催予定は未定ですが、今回の内容をしっかり噛み砕いて、ゆくゆくは全てのエンジニアが楽しく仕事ができる企業選びを行い、全ての企業がそれに合致した環境提供が可能となるようになれば良いなーと思っています。
今回の開催を企画当初から手伝ってくれたid:yoosuke君と、参加してくれた方々に篤くお礼申し上げます。本当にありがとうございました!