買物プロダクト戦略部の勝間(@ryo_katsuma) です。6/30に「Cookpad Tech Kitchen #27 Rails/Next.js/IoTによる食品流通」をWeWork リンクスクエア新宿で開催しました。 イベントではクックパッドの新規事業「クックパッドマート」の流通を開発するエンジニアをはじめ、ECアプリケーションエンジニアやCTOも参加し、クックパッドマートの流通を中心とした最新の状況や組織についていろいろお話させていただきました。今回は当日の様子を発表資料も交えて紹介させていただきます。
クックパッドマートの失敗したデータ設計 Before / After 大放出 by 奥薗
まず、1番めのトークとして、奥薗(@mokuzon)から流通開発におけるデータ設計の自分たちの知見についてお話させていただきました。
「営業日」という比較的馴染みのある概念から、商品が「動く」「留まる」「買える」など、抽象的な概念まで、様々な観点での設計の歴史についてお話しました。 最初の作りが不十分で、要件が増える中で実装が複雑化してしまう、ということは多くのエンジニアが経験することだと思います。そんな中で、メンバー間でお互いに作り直しに寛容でありながらも、どのように失敗から学んできたか?の実例をまとめて紹介いたしました。
Next.jsで作るドライバー向けWebアプリ by 中村
2番目のトークは、中村(@peto_tn)から、流通の具現化で重要なドライバー向けのWebアプリの開発についてお話させていただきました。
ドライバー向けアプリは、「SEOが不要」「実用性重視」など、一般的なWebサービスとは異なる要件があります。その上で、最初はネイティブアプリで作っていたアプリを、Webアプリに作り直していく中で、認証・認可やレポジトリ構成、実装の一例など、具体的な実現方法をについてご紹介しました。
食品をお届けするための温度監視 by 石川
最後のトークは石川(@nekketsuuu)より、流通における商品の温度監視の仕組みについて、「大規模拠点からの配送時」と「受け取り場所」での2つの場面においてどのように実現しているかをお話しました。温度監視といっても、それぞれの場面で必要になる場面やコンテキスト、活用方法は大きく異なります。
この条件下で、SORACOM IoTプラットフォームや、PrometheusやAlertmanagerをはじめとするサーバー監視ツールなど、既存の仕組みやプロダクトをいかに組み合わせ、活用しているかについて、紹介いたしました。(石川の発表資料は公開いたしません)
LT
トークの後は、弊社CTO成田(@mirakui)と塩出(@solt9029)から、流通からは大きく変わって、中の人たちの人なりをお伝えすることを目的にしたLTを行いました。
成田からは「ドライイーストを使わずにパンを焼けるか? 〜天然酵母のパン作りを支える技術〜」、塩出からは「最近作ったもの紹介」と、それぞれ業務から離れたプライベートの開発(?)について紹介をいたしました。
2テーマとも業務外のテーマながらも非常に濃い本気の内容で、場は非常に盛り上がっていました。特に塩出のテストを音ゲーのように扱う様子はTwitterでも話題になっていました。
テストを音ゲー風に実行する(?)謎プロダクトが紹介されてます。。!#cookpad_tech_kitchen pic.twitter.com/suxCTyOi9v
— Cookpad Tech Life (@cookpad_tech) June 30, 2022
まとめ
前回のイベントから約3ヶ月ぶりとなったオフラインイベントでしたが、今回もトーク中はもちろん、来場者の方たちとの意見交換などで非常に盛り上がったイベントとなりました。引き続き、まだまだ試行錯誤中ではありますが、クックパッドは今後もこのようなオフラインイベントを定期的に開催予定です。(次回は2022年9月頃に実施を計画しています)ご興味ある方はぜひ@cookpad_techのFollowをお願いいたします。
また、クックパッドマートではエンジニアを引き続き募集しています。 今回のイベントでも話した流通領域や、ユーザーフェイシングなEC領域など、どのような環境で開発をしているか、どのようなエンジニアを募集したいかについて、noteにまとめています。中の様子が気になる方はこちらもあわせて参照いただければ幸いです!