オフラインイベント「Cookpad Tech Kitchen #26 数千万レコードをリアルタイムに捌く生鮮EC事業開発」を開催しました!

買物プロダクト開発部部長の勝間(@ryo_katsuma) です。3/24に「Cookpad Tech Kitchen #26 数千万レコードをリアルタイムに捌く生鮮EC事業開発」をWeWork 渋谷スクランブルスクエアで開催しました。

イベントにはクックパッドの新規事業「クックパッドマート」を開発するエンジニア、デザイナーが参加し、クックパッドマートの最新の開発状況や組織についていろいろお話させていただきました。今回は当日の様子を発表資料も交えて紹介させていただきます。

クックパッドマートの概要とチャレンジ by 勝間

まず、1番めのトークとして私、勝間からクックパッドマートの事業紹介、および2022年3月現在の事業や組織規模、開発体制などについてお話させていただきました。

外から見るとある意味ほぼ完成されている(?)とも見えかねないサービスですが、実際は既存機能の価値向上や新たな価値づくり、流通の柔軟性の向上など多くの挑戦を行っています。

この日は、その中でも料理の楽しみを広げるための新たな挑戦として、3月にリリースした「グループ」機能の紹介もさせていただきました。

生鮮ECのタイムセールを耐え抜いてきた話 by Leo

2番目のトークは、ECアプリケーション開発グループ長のLeo(@lchin)から、イベントのタイトルでも触れている「数千万の生きたレコード」を、タイムセールというイベントを切り口に、高いパフォーマンスを保ったまま捌くためのトライについてお話させていただきました。

「商品配送先エリアや配送曜日毎に購入可能商品が変わる」「タイムセールの特徴上、負荷が集中する期間が短期間」「データ量もアクセス数も増え続ける」という、事業構造やサービス固有の状況に対して、モニタリングやその分析など、地道に、かつ着実に問題を1つ1つ解決していく事例をいくつか紹介いたしました。

物理世界でモノを運ぶための仕組み by 長

最後のトークは長(@s_osa)より、クックパッドマートの流通の仕組みについてお話させていただきました。

クックパッドマートの流通は、実際の配送こそいくつかの運送会社様のサポートを受けていますが、どのドライバーさんがいつ、何を、どこからどこへ物を動かすかは、自分たちで設計し、仕組みを実現しています。この日は、その中でも流通に必要な商品に貼り付ける「ラベル」や、オペレーションをサポートする「Webアプリケーション」にフォーカスし、私たちなりの工夫についてお話させていただきました。

この日に話せなかったテーマについて、ちょうど開発者ブログにも先日流通の取り組みについて執筆させていただいたので、興味ある方はこちらもご覧ください。

パネルディスカッション

トークの後は、スピーカーの3人にデザイナー統括マネージャー兼、クックパッドマートリードデザイナーの米田(@tyoneda)も加わり、会場にいらっしゃった方からの質問への回答を中心にパネルディカッションを行いました。

実は、質問が全くこなかった場合に備えて、汎用的なトークテーマをいくつか裏で用意していたのですが、実際は「事業構造」「組織カルチャー」「パートナーのアカウント管理」「キャッシュ戦略」...etc など、想定をはるかに超えたいろんなジャンルの質問を多くいただき、用意していたテーマについて話す時間が無かったのは嬉しい誤算でした。同時に、いただいた質問についてもすべてお話しできなかったのだけは残念。。

なお、当日の質問の様子はSli.doのページにアーカイブが残っています。当日回答できなかった質問に対する回答も追記していますので、ぜひあわせてご覧ください。

まとめ

今回のイベントは、クックパッドとしては約2年ぶり(!)のオフラインイベント、またコロナ禍でのイベント開催ということもあり、感染対策に気を配りつつもどうすれば価値のあるイベントを運営できるか、運営側も当日ぎりぎりまでかなり試行錯誤が多かったのは本音です。また、参加される方たちにとっても相当久々のオフラインイベントで、参加すること自体がかなりハードルが高かったと思います。

一方で、イベント前に受付で軽く雑談をさせていただいたり、イベント後に各スピーカーや来場者同士での意見交換をさせていただくなど、オフラインイベントならではの熱量を持った場を久々に取り戻すことができたのは運営側にとっても嬉しい限りでした。

まだまだ段階的ではありますが、今後クックパッドは今回のようなオフラインイベントも少しづつ再開していこうと考えています。イベントの最新情報はTwitterで公開していますので、ご興味ある方はぜひ@cookpad_techをFollowお願いいたします!

また、クックパッドマートはエンジニアを絶賛募集しています。今回のイベントでも話したEC領域、流通領域において、どのような環境で開発をしているか、どのようなエンジニアを募集したいかについてnoteにまとめていますので、中の様子が気になる方は、こちらもあわせて参照いただければ幸いです。