Bitrise & Cookpad Developer Meetupを開催しました

モバイル基盤部の@hiragramです。先日try! Swiftに合わせて来日したBitriseチームを恵比寿オフィスに招いてミートアップを開催しました。

Bitriseはモバイルアプリ開発に特化したクラウドCIサービスで、最近日本での採用もスタートされたそうです。

cookpad.connpass.com

東京へのカウントダウン! - Bitrise Blog

ミートアップでは、モバイルCIをテーマにBitrise社のサービス紹介やクックパッド社内のモバイルアプリ向けCI環境やその上で行なっている取り組みについてのトークがありました。

まず、BitriseCTOのViktorさんから、Bitriseのサービス紹介とジョブの最適化についての発表をしていただきました。

モバイル基盤部長の@slightairが、社内のモバイルCI環境で動いているタスクや、社内向けベータ配信の仕組みについて発表しました。

クックパッドのモバイル向けCI環境では、Pull Requestごとに実行されるユニットテストの他に、日次で実行されるUIテストや、社内向けにベータ版を配信するサービスが動いています。品質を担保するために必要な各種テストやベータ版の配布を自動化することで、開発者は繰り返し発生するそれらの作業に追われる事無く、手元の開発に集中することができます。

また、毎週金曜日に実行されるAppStore Connectへの自動サブミットによって「機械に人間が合わせる」というリリースフローが確立されており、部署をまたいだスケジュールの調整や、コードフリーズ日のすり合わせなどをする必要が無くなりました。

過去のテックブログや前回のiOSDCなどでも社内向け配信やサブミットの自動化などについて紹介しているので、ぜひそちらも合わせて御覧ください。

クックパッドアプリはみんなが寝ている間にサブミットされる | クックパッド開発者ブログ

続いて、モバイル基盤部の@vinsentisambartが、モバイル向けCI環境の具体的な構成などについて発表しました。

クックパッドのモバイル向けCI環境は、Jenkinsの上に構築されており、 iOSは4台のMac mini、Androidは3組の EC2 Linux instance + Genymotion Cloud Instance という Slave 構成になっています。iOS/AndroidそれぞれのCIを実現するに当たって、それらの環境の良いところ/悪いところを紹介しています。周辺ツールの更新などが自由度高く行える一方で、マシンの追加や環境構築のコストなどが課題として指摘されています。

おわりに

クックパッドモバイル基盤部では、アプリ開発のフローを効率化/自動化することで、サービス開発者の生産性を高めるための取り組みをしています。開発者の生産性向上に興味がある方はぜひ一度クックパッドオフィスに遊びに来てください。

クックパッドメンバーに直接カジュアルにお声がけいただいてもいただいてもいいですし、以下のページからご連絡いただいても大丈夫です!お待ちしております!

クックパッド株式会社 採用サイト