Cookpad Online Summer Internship 2020 5 Day Engineer コースを開催しました

ユーザー・決済基盤部の三吉(@sankichi92)です。今年になってエンジニアの立場から新卒採用を担当しています。

5月の記事で告知したサマーインターンシップのうち、5 Day Engineer コースを 8/24〜28、9/7〜11 の2日程で開催しました。この記事ではその内容を紹介します。

3 Day Product Design コースについては、以下の記事をご覧ください。

5 Day Engineer コースは、前半2日間が講義形式、後半3日間が実践形式でした。 前半はプラットフォーム別の技術講義とサービス開発講義の2本立てです。 後半は PBL (Project-Based Learning) として、サービス開発の実践に取り組みます。

今年はオンラインでの実施となりましたが、例年同様たくさんの学生に参加いただきました。 以下、各パートの詳細です。

技術講義

初日のオリエンが終わった直後から2日目の午前までが技術講義でした。 申込時に選択した Web、Android、iOS のプラットフォーム別にクックパッドの開発手法について学びます。 例年はサーバーサイドの経験しかない学生にもモバイルの講義を受けてもらっていましたが、今年は募集時からプラットフォーム別だったので、例年より一歩踏み込んだ内容になっています。

Web

クックパッドで実際に行われている開発フローをベースに、AWS 上でのデプロイパイプラインの構築や Ruby on Rails アプリケーションの実装・改善を体験してもらいました。

Android

レシピの閲覧・投稿ができるアプリ MiniCookpad の開発を通して、Android 版クックパッドアプリで採用されているアーキテクチャやテスト手法を体験してもらいました。

iOS

Android と同じく、MiniCookpad の開発を通して iOS 版クックパッドアプリで採用されているアーキテクチャやテスト手法を体験してもらいました。内容の大筋は Android・iOS 間で事前にすり合わせています。

講義資料は リポジトリの Documents 以下 にあります。

サービス開発講義

2日目午後はサービス開発講義です。 半日という短い時間でしたが、クックパッドのサービス開発手法について講義したのち、あるユーザーの課題を解決するアプリケーションの考案やプロトタイプの作成まで行いました。 技術講義とは打って変わってコードを一行も書かない講義でしたが、参加者から「クックパッドのサービス開発手法を知ることができた」と好評でした。

PBL

後半、3日目からはサービス開発を実践する PBL です。 「一人暮らしをしている人の料理が楽しみになるアプリケーション」というテーマをもとに各自でアプリケーションを開発し、最終日に成果発表します。 PBL 中は社員がメンターとしてつき、サービスの相談に乗ったり開発をサポートしたりしました。

オンライン開催にあたって

スプリングインターンシップもオンラインでの開催でしたが、複数日にまたがって実施するのはこのサマーインターンシップが初めてでした。 ここでは、オンライン開催にあたっての取り組みを紹介します。

まず、オンライン開催にあたり、インターンシップ全体を通して利用したツールは次のとおりです。

  • Zoom
    • インターンシップ開催中は常に Zoom ミーティングに参加してもらうようにしました。チームに分かれる場合や、PBL の作業時間、懇親会等ではブレイクアウトルームを活用し、こちらからの一方通行のコミュニケーションにならないよう意識しました。
  • Slack
    • Zoom のチャット機能は使わず、文字ベースのコミュニケーションは Slack に統一しました。講義中など声を出しにくい状況でも、随時 Slack で質問を受け付けました。
  • Kibela *1
    • 連絡事項の共有や日報の提出に利用しました。Slack がフロー情報を扱うのに対し、Kibela ではストック情報を扱います。

オンライン開催による難点として、学生がオフィスの様子を知ることができないという点があります(当然ですが)。 これについて、オンラインでのオフィスツアーを実施しました。 社員がオフィスからスマートフォンで Zoom ミーティングに参加し、都度解説しながらオフィスを一周するというものです。

一方で、オンライン開催ならではの出来事もありました。 PBL 期間中、ある学生は開発中のアプリを友だちに使ってもらってユーザーインタビューしていました。 また、スプリングインターンに続き、海外から参加する学生もいました。 これらはオンラインで物理的制約がないからこそ可能なことです。

おまけ: ノベルティ

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Tシャツ、エコバッグ、ステッカー、クックパッドロゴウォーター
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自作キーボードキット Cookpad Pad 2(組み立て済み、裏側)

写真のノベルティセット(Tシャツ、エコバッグ、ステッカー、自作キーボードキット)を休憩時用の軽食と合わせて事前に送付しました。 また、この他にサマーインターンシップのロゴが入った Zoom のバーチャル背景用の画像も配布しています。

自作キーボードキット Cookpad Pad 2 について詳しくは以下の記事をご覧ください。


以上が、Cookpad Online Summer Internship 2020、5 Day Engineer コースの開催報告です。 ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!

今年のサマーインターンシップは終わってしまいましたが、クックパッドでは就業型インターンシップを通年で募集しています。 興味のある方はぜひご応募ください!

*1:これまでのサマーインターンシップでは Groupad という内製の情報共有ツールを利用していたのですが、例年と違って学生各自の PC から参加してもらう形をとった都合上使用できませんでした。